守备的フォワード『ワンサイドゲーム』第５弾。钝感も、ここまでくると…病気ですね。

唖然とした――というのが、一番しっくりくる表现だ。「お前は何でそんなにオレのこと嫌ってんだ？」新一が何気なく放った一言に、志保は“唖然とした”。「さあ？」と话を浊す以外に、どう返答しようがあっただろうか。「オレ、何かオメーに恨まれるようなことしたか？」

何度も新一の言叶を反刍しながら歩いていたら、突然谁かに头を叩かれた。ごく軽く、しかしグーで。志保は无言で振り返り、后ろに立っている人物を睨み付けた。「おい、大丈夫か？」「それが暴力を振るった人の台词？」「暴力って……お前が一人でニヤケてるから、头おかしくなったんじゃねーかって心配してやってんだろ？」そう言うと比护は、わざとらしくため息を吐きながら首を左右に振った。比护を见る目をますます吊り上げつつも、志保は自分の頬に手を添えずにはいられなかった。「ニヤケてる」という言叶が引っかかったのだ。「それで？あなたはこんな所で何をしているのかしら」「何を……って。帰るところだけど？テスト前で部活もねーし。宫野妹こそ何やってんだよ、こんな所で」「私も……」帰るところよ、と答えかけた瞬间に、ようやく気付いた。目の前のゲタ箱には“３―Ｃ”の札が下がっている。志保はまた唖然としてしまう。「オレの靴入れならここだぜ？ファンレターは24时间受付中」亲指で自分の名札を差して笑う比护。しかしその目论见に反して、志保はもう冗谈に乗ってはこなかった。「……なぁ、宫野妹」「その呼び方、やめてくれない？」「じゃあ、志保ちゃん？」颜を近付けてからからように白い歯を见せる比护の足を、志保が思い切り踏んづけた。「……いでっ！何すんだよ、オレの右足は日本の宝なんだぞ!?」「それ、どこかの谁かさんも言ってたわ。……で、何？」しれっとそっぽを向く背中に気付かれないように、比护は鼻でため息を吐く。そして気を取り直して口を开いた。「ちょっと物理教えてくんねー？ダニーズ、奢るから」「何で私が……」心の底から嫌がっているように见えて、さすがの比护もひるみそうになる。本当は志保の愚痴を闻いてやろうと思っているのだが。「どうせ志保はテスト勉强の必要なんてないんだろ？いつもお世话になってる先辈のことを助けると思って、……な？」大サービスでウインクまでしてしまった。もちろん志保にそんなものが通じるわけはないと分かっている。しかし文句は言いつつも、断るでもなく２年生のゲタ箱へ向かう志保を见て、比护は満足気に口角を上げた。“宫野妹”や“志保ちゃん”は嫌でも、どうやら呼び舍てをすることは许されたらしい。そんなことを喜んでしまう自分に舌打ちして、「オレ、フォワードだっつーの……」と悪态をついていると、靴を履き替えて戻って来た志保に「だから何だって言うのよ」と突っ込まれた。

ファミレスのドリンクバーで时间を溃す、などという経験が未だかつてなかった志保にとって、そこはあまり居心地の良い空间ではなかった。そういえばファストフードデビューも、比护と一绪だった。ウェルカムバーガーでのディナーを思い出しながら、靴下で店内を走り回る子供を目で追いかける。「中学１年生からやり直した方が良さそうね……」そう言うと志保は子供からノートに视线を戻して、赤ペンでそれをトントンと叩いた。「ここまで真っ白だと、教え甲斐があるだろ？」「真っ白なのはノート？それとも头の方かしら」「ここだよ、ここ」自分の胸元を指差す比护に、志保は容赦なく冷たい视线を突き刺す。今日の不机嫌さは本物のようだ。これ以上话を引き延ばしたら、本気で怒らせかねない。比护は本题に持ち込むことにした。「工藤と何かあったのか？」时にはフェイントや駆け引きなしで真正面から切り込んだ方が、绮丽にパスが通ることもある。今の志保のように、油断と隙だらけの相手なら尚更。「……何よ、突然」案の定、ふいをつかれた志保の目が一瞬大きく见开かれたのを、比护は见过ごさなかった。「前も话したけどさ……」そんな前置きの后に続く言叶には、寸分の浊りも含まれていなかった。「あいつのテクニックには文句のつけようがないし、头脳プレーも巧みだ……」生意気な后辈を、心から信頼していることが分かる。志保はつまらなそうにストローの纸袋を折りたたみながら、黙って耳を倾けていた。「だけどたまに、基本を忘れるんだよ。相手の裏を読もうとするあまり、目の前にいる下手くそな选手に股を抜かれたりする」サッカーにはまるで兴味を持てない志保だが、新一のプレーを思い描いて小さく笑った。

「志保が、工藤を、嫌いな理由、か……」一言一言を噛み缔めるように放たれた言叶の意味について、志保は再び考える。いくら考えたところで、答えなど出るはずがないのだが。「じゃあ、さ……」比护はテーブルに広げたノートの上で両手の指を组むて、身を乗り出して続けた。「志保は何でオレのことが好きなんだ？」「……はぁ？」最大限に眉を寄せて不満を露にする志保。「そうね……。そういうズケズケして自意识过剰なところ、大好きよ？」「そりゃ嬉しいな。オレもお前の、そういうヒネくれててクソ可爱いところ…、好きだぜ？」「あら、ありがと」隣の席に座っていた女子中学生のグループが、目配せし合って伝票を手に立ち上がった。レジに向かいながら、「シュラバってるよー」「あの人らなりのアイジョーヒョーゲンなんじゃないの？」などと言い合っている。どうやら比护と志保は、少女たちにとっての理想のカップルには成り得ないようだ。テーブルを挟んで火花を散らしていた２人は、ほぼ同时に肩の力を抜いて背もたれに身体を预けた。駆け引きとは知的好奇心をくすぐる気持ちの良いものだが、概して労力を要するものでもある。「でもさ」「今度は何よ……」２人はもう互いを见ることさえしなかった。「お前の言叶を鹈呑みにしといて、それでも一绪にいるなんて、工藤もよっぽどだよな」「よっぽど…何よ…？」「お人好しか、ドＭか、もしくは……」「もしくは？」「……知るか」つまらなそうに吐き舍てると、比护はドリンクバーのコーナーに向かって大股で歩いて行った。腰で银のチェーンが踊っている。シワのない白いワイシャツがお似合いな新一と、泥のついたユニフォーム姿がしっくりくる比护。他人の粗探しは得意なくせに自分に向けられる视线には疎い新一と、ガサツに见えて敏感に周囲の変化を见抜く比护。次元が异なる２人を同じ天秤にかけることは不可能だ。それにそもそも……自分に２人の男を比べる资格などない、と志保は思うのだった。

ただ、あの２人は……言叶の操り方が似ている。志保があらぬ方向へ蹴ったボールを难なく受け止めて、かつこちらの望む位置に蹴り返してくる。そんなテクニックが使える相手を、あの２人以外に知らない。しかしそれを楽しんでいるのが、自分だけだったとしたら…？新一は无理してボールを取りに走っているのかもしれない。はたまた、志保のパスなど本当は１本も繋がっていないのかもしれない。そんなことを今まで考えたこともなかったが、一度そう思い始めてしまうと、恐ろしくて背筋が冻る気さえした。なんて非生产的な関系だろう。自分は新一を无意味に伤付けているだけだ。それに……。それにいったい新一は、自分の何を见ているのだろう……？比护は、自分のパスコースを见抜いているというのに……。「ふっ…。バカバカしい……」志保は一人ごちると、手付かずのままのピザにまんべんなくタバスコを振りかけて、何くわぬ颜で比护の帰りを待った。＜ＥＮＤ＞

这好像是一篇m16应援文
绝対に譲れないポジションが、そこにはある！剧场版第16弾のタイトル発表を目前にしたネタ。ホントにただのネタなので、苦情は受け付けませんww

「オレがいなきゃ始まんねーだろ!?今回は特别なんだよ！」语気を荒げる比护に気圧されそうになりながら、新一は両足を踏ん张って耐えた。いつもなら先辈の颜を立てて食い下がるところだが、こればかりはそういうわけにはいかない。「どう考えたってここはオレじゃないッスか。キャプテンは何だかんだ言って、ルックスだけでしょう？」今后の先辈后辈関系を心配している场合ではないのだ。あくまでも攻めの姿势を崩さない新一に、比护の眉根がピクリと动く。こめかみにはうっすらと青筋が浮かび始めていた。「そもそもオレがいないとおかしいと思いませんか？」「工藤がいないと…おかしい…？ああ、确かにな」比护は静かに颔く。败北宣言ともとれる発言に、新一は鼻をならして腕を组んだ。「だが工藤……。実际问题、お前は今、いない」「……」「オレたちが最后の一枠を争ってるってこと、忘れてないよな？」「……うっ……！」新一が苦しげに胸を押さえる。「お前は、まだ、选ばれていないんだ」一言ずつ発せられた言叶が、重い现実となって新一の背中にのしかかった。格上相手の90分间の死闘を终えた时のような……しかも后一歩というところで力が及ばなかった时のような……雰囲気で、両膝に手をついてかがみ込む新一。メンタル面では比护が圧倒的に有利な状况だ。「本来なら真っ先に名前が上がるべき工藤新一を、今は谁も必要としていないんだよ!!」「……っ！」……胜った。真っ白な灰と化した新一を见て、比护は确信した。「2012年の剧场版ポスターに载るのはこのオレ！比护隆佑で决まりだ！しかもメガネのボウズの背后という、なにげに一番美味しいポジション!!」「くっそー！そこはオレの不动の定位置なのにぃーー!!」

「……ったく、なにバカやってるんだか……」哀は冷蔵库から出したサントリーの乌龙茶をグラスについで、机に向かっている男の脇に置いた。「あ、サンキュー♪」「それで？どうするつもり？」哀に促されて、男は薄くなりかけた头をポリポリとかいた。「んー。コナンと灰原、兰に平次に和叶……。この５人は鉄板なんだけどねー……」すると男は、いいことを思いついたというようにポンと手を叩いて、笑颜で哀を见下ろした。「灰原が决めてよ、最后の一枠♪」哀は呆れてため息を吐きながらも、特に迷いもなく结论を出した。初めからこうなることが分かっていたのかもしれない。「じゃあ、ヒデで」「オッケー♪赤木英雄に、决定ー！」世界的人気漫画家・青山刚昌が、幼い子供のように両腕を高く突き上げた。＜ＥＮＤ＞朔香は、剧场版名探侦コナンを全力で応援します＼(^O^)／

【躺】终于搬完了QAQ之前找到的几篇发出来没按顺序，找到完整版后我又重发了……………………

@Yayashadow yaya有兴趣翻译这个吗？

@蓝葵菊 蓝姐，你看！霓虹的比护新志文啊！！霓虹人民果然是非常的给力！！【捂脸】看起来很萌的样子0.0蓝姐愿意翻译吗＞＜？

@强者生弱者死 小胃最近有空不？这个比护新志文看起来好萌QAQ…

这里说的我が相棒・ミポリたんのイラストも合わせてどうぞ☆→illust/24054788 是说这个同人小说作者的同伴配合小说画的插图的地址啦~

图就是这个~= w =


-3333-谢谢琉璃酱把图发来！其实我也是看这图的时候发现文的链接戳过去的呢～
本来想手机发图的…可惜- -+ 500多k的图发上来要很多流量呢所以我没发了噗…