１．
望めば遥か　漂渺の
七洋すべて　気と呑みて
悠々寄する　云海の
果て玲珑の　芙蓉峰
ああ八紘に　天翔ける
男子の夸り　高きかな
２．
朝富岳の　気を慕ひ
夕照る月に　啸きし
四季うるはしき　武蔵野の
武窓に深き　追忆に
あと百日の　おとづれも
そぞろ名残りの　深きかな
３．
されどめぐらせ　我が思ひ
図南の翼に　あこがれて
淡绀青の　襟めざし
修武の台に　集ひたる
五誓に结ぶ　丈夫の
いかで忘れん　このよしみ
４．
鬼怒の河畔に　仮り初めの
结ぶ露営の　草枕
戦さの术を　学びては
常盘社头の　花吹雪
つばさ憩ひし　舘山や
照り添ふ筑波の　秋の月
５．
期す征空に　血汐鸣る
われらが気锐　いま见ずや
秋空のごと　恬淡の
至诚至纯の　心もて
皇御空の　云越えて
纯忠の义に　生きんのみ
６．
よし行く道は　异なるも
大航空の　血は一つ
いざ全天の　云呼びて
相搏つ空の　决戦に
誓ひて持せん　我が気节
陆空军の　名に负ひて
７．
扶桑に羽ばたく　九万里(*)
向うはいづこ　六大洲
寄る波に见よ　太平洋
吹く风に闻け　大亜细亜
われらが行手　云暗く
鹏翼いよよ　勇むなり
８．
誓ひし翼　别つべき
云上高き　この宴
明くる世界の　春めでつ
高层风の　香に和して
歌はん　航空百日祭
祝はん　航空百日祭