お江戸日本桥七つ立ち 初上り
行列揃えて あれわいさのさ
こちや 高轮 夜明けの提灯消す
こちやえ こちやえ
2
恋の品川女郎众に 袖ひかれ
のりかけお马の铃が森
こちや 大森细工の松茸を
3
六郷あたりで川崎の まんねんや
鹤と亀との米まんじゆう
こちや 神奈川いそいで保土ヶ谷へ
4
痴话で口说は信浓坂 戸冢まあえ
藤沢寺の门前で
こちや とどめし车そ纲でひく
5
马入りわたりて平冢の 女郎众は
大矶小矶の客をひく
こちや 小田原评议で热くなる
6
登る箱根のお関所で ちょいと卷り
若众のものとは受取れぬ
こちや 新造じゃぢゃないよと ちょいと三岛
7
酒もぬまずに原つづみ 吉原の
富士の山川 白酒を
こちや 姐さん出しかけ蒲原へ
8
愚痴を由井だす(さった)坂 马鹿らしや
络んだ口说きも兴津川
こりや 欺まして寝かして恋の坂
9
江*つかれてきは府中 はま鞠子
どらをうつのかどうらんこ
こりや 冈部で笑はば笑わんせ
10
藤枝娘のしをらしや 投げ岛田
大井川いと抱きしめて
こちや いやでもおうでも金谷せぬ
11
小夜の中山 夜泣石 日坂の
名物わらびの饼を焼く
こちや いそいで通れや挂川へ
12
袋井通りで见附けられ 浜松の
木阴で舞坂まくり上げ
こちや 渡舟(わたし)に乗るのは新井宿
13
お前と白须贺 二タ川の 吉田やの
二阶の隅ではつの御油
こちや お颜は赤坂 藤川へ
14
冈崎女郎众は ちん池鲤鲋 よくそろい
鸣海绞りは宫の舟
こちや 焼蛤をちょいと桑名
15
四日市から石薬师 愿をかけ
庄野悪さをなおさんと
こちや 亀薬师を伏し拝み
16
互いに手を取り急ぐ旅 心関
坂の下から见上ぐれば
こちや 土山つつじで日を暮らす
17
水口びるに红をさし 玉揃ひ
どんな石部のお方でも
こちや 色にまようてぐにやぐにやと
18
お前と私は草津縁 ぱちやぱちやと
夜毎に捣いたる姥ヶ饼
こちや 矢桥で大津の都入り