北川悠仁(以下 北川) はじめに20周年イヤーをどんな年にするのか考えていたときに、20年かけて実った“ゆずの実” みたいなものをファンの皆さんと味わい尽くして、僕らもこれまでの感謝の気持ちを伝えられるような1年にしたいと思っていました。結果、それは皆さんのおかげで叶えられたと思うし、同時に、すごく予想していなかったこととしては、ゆずとして新たな種を見つけられて、植えることができたのかなと思っています。新曲タイアップのお話が有り難いことにあって、アニバーサリーイヤーの中で楽曲をたくさんリリースできたこと。あとは夏フェスやアジアツアーなど、いままでゆずを聴いてなかった人、直接届けられなかった人たちのもとに、たくさんゆずの音楽を届けられたということ。それと、大みそかの紅白歌合戦での大トリ出場が僕の中ではすごく大きくて。お茶の間の皆さんに、改めてゆずの曲を届けられたんじゃないのかなと思います。