■どんなひどい亲でも子はかばうもの
Q:お二人が演じる佑太と佑介は、小さいころ父亲に舍てられて生き别れた兄弟という设定です。それぞれ复雑な内面を抱えたキャラクターですが、共感するところはありますか?
阿部:仆が演じる佑太は、そんな不幸な生い立ちなのに、いつも笑颜で、バカが付くほど働き者のキャラクターなんです。生い立ちはどうであれ、やっぱり他人に好かれたいという気持ちは、谁にでもある。それは共感できますね。后は、どんなにひどい亲でも、子どもはかばってしまうところもわかります。自分自身も「ダメだな、うちの亲父」って感じるときがあっても、やっぱり「亲父は亲父だな」と思い直しますし。そういうところ、みんなもあるんじゃないかな。
瑛太:仆が演じた佑介は、身寄りがない状态でサバイバルするために、他人を笑わせることで居场所を见つけていくキャラクターです。変わった境遇で生きてきたので、何が普通なのか、善悪の基准がわからなくなっているところがあるんですよ。やがて本当は実力がないのに売れっ子芸人になって、本当の兄や父亲が现れて……。いろんなことが重なって头がゴチャゴチャになっているけど、その精神状态はわかるような気がします。自分も俳优として、自分の至らないところに気付かされたり、芝居に悩んだりした时期があったので、佑介はあのときの自分と同じ时间轴にいるように感じましたね。
■竹内结子は痛くないけり方を知っている!?
Q:ヒロイン役の竹内结子さんは、活発で言いたい放题の女性を生き生きと演じていましたが、现场での様子はいかがでしたか。
阿部:现场では、もちろん役柄のようにギャーギャー騒ぐことはなかったですよ(笑)。それまでキレイな女性を演じる方というイメージがあったので、「~だろうがあ!」って人をけるようなキャラクターを演じているのを间近で见て新鲜でしたね。
瑛太:今思い出したんですけど、冲縄ロケのとき、テントにいたら竹内さんが来て、チョコを一个仆にくれたことがあったんですよ。
阿部:え、仆はそんなのもらってないよ(笑)。
瑛太:でも、阿部さんも通りすがりに何かを仆に渡してくれたり、手を触ってきたりしたことありましたよね? 何なんでしょう、あれは? うれしいんだけど、照れくさいような……。
阿部:瑛太君には、そういう空気があるんですよ。こう「大丈夫か?」と声をかけたくなるような、ほっとけない空気を持ってるんだよ。それでチョコもらったりして、いいじゃない(笑)!
Q:そんなお二人は、剧中で竹内さんからけりを入れられてますが、実际痛かったですか(笑)?
阿部:いや、全然痛くなかったです!
瑛太:仆も背中をけられたけど全然痛くなかったです。ちょうど気持ちいいところだったので。多分、ツボのあたりだったんだと思います(笑)。
阿部:女性は普段体に気を遣っているから、そこは痛いとか痛くないとか、多分わかっているんじゃないですかね(笑)? 竹内さんは痛くないところをけってきたので、全然大丈夫でした。
