小学校低学年の顷。
担任の先生の提案で、
近隣のお年寄りに手纸を书く事になった。
各班に别れて、それぞれのお年寄りに手纸を书いた。
『はじめまして、お元気ですか?
仆はいわながてつやといいます…』
仆が手纸を书いたのは、
あがつまさんと言う、おばあちゃんだった。
手纸を书いてしばらくすると、
「お手纸ありがとう」という返事が、
あがつまおばあちゃんから届いた。
子供ながらに嬉しくなって、
また返事を书こうと考えていた。
しかし间もなく、先生から突然、
もう手纸を书かない事になりましたと告げられた。
详しい理由は教えもらえなかった。
そこでつながったばかりの糸がプッツリと切れた。
そして…あれからもう30年の时间が流れた。
しかし今でもたまに…どうして突然、
文通をやめてしまったのだろうと考える。
今になって想像してみると、
おばあちゃんの体调が良くなかったのかとか、
もしかして亡くなってしまったのかとか、
文通なんか本当はしたくなかったのか…
など色々考えてしまう。
担任の先生にとって、本当の事を言わない事は、
优しさだったのかもしれない。
でも、真実を伝える事も、
また优しさなのではないだろうか?
あの时の答えは一生出ないだろう。
たった一回の文通だったけれど、
今でも想い出に残っています。
ありがとう、あがつまおばあちゃん。
さよなら、あがつまおばあちゃん。